もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

まあそんなものだよね

先日ものすごうく久方ぶりに東京へ。兄弟の結婚式に出席してきた。 私にとっては、匿名であっても書いて良いものか迷うことなのだけれど、まあいいか。 彼の新妻は妹の友人だった子。初めて会った時というかそれだって妹の葬式とか遺品整理だとかその後の後…

一体なんだんだろう

結局のところ、妹の自殺に対する「どうして」が拭い切れないのだ。 他人の本当のところなんて分からないけれど、どうしても死ななければならない理由が、残された携帯のメッセージからは読み取りきれない。病気だと言えばそれまでだけれど、将来を悲観するに…

行ってみたんだ

少し前に、ちょっとした成り行きで知り合った子とミサに出てみた。 22歳くらいの遊び盛りを謳歌している男で、同業界で働いているってこと以外には特に共通点もないのだけれど、そのくせ毎週ミサには行ってるわーなど言っていたので、試しにクリスマス以外の…

久しぶりのもなかさんにこんばんは

こんなに放置するなら閉鎖すればいいのにって、よそ様のブログだったら思ってる。でもでも、何となくそれも出来なくて久しぶりだねって会いに来たくなる。待っててくれたんだ、私は無視して暮らしていたのに。「べつに気にせんでいいよ」ってもなかは笑って…

過ぎはしないけれど

おフランスのパリでは、腐れ縁のパリっ子のとこにお世話になり、久しぶりの恋人ごっこをして帰ってきた。 一緒にいて楽しくてしょうがないのは、そりゃあ過去その人と時間を過ごしたにはそれなりの理由があるからで、いつまでも一緒にいないのは、やっぱり一…

ただいまじゃぽん

ほんのちょっとの間なんだけれど現実を離れてお仏蘭西へ行っていたんだけれど、帰ってきたら胸糞の悪いニュースで持ちきりで陰鬱な気分になる。 なんて気持ちの悪いことが大津で起こっているんだろう。 いじめの実態も、学校の対応も、先生の態度も、教育委…

さてとって言って鏡ににっこりする

親が逝くまでは笑って見送るべき。そう思って刹那的に後先を見ずにスケジュール帳に色んな約束を詰め込んで、ちょっとのお楽しみでももりもりに盛り込むことを心がけて暮らしてる。 私は幸せだよ大丈夫だからね、ありがとうちゃんと良い親だったよ。いつか来…

あっという間だ

前回のブログから早3ヶ月…早い…うわあどんどん年を重ねるよ恐いなあ。 妹の命日をなんとなく過ごしたけれど、今日は私はまだあの子が死んだことを知らなかった日。早いなあもう2年。この2年あっという間だった。けれど、本当にとても長かった。そんな矛盾…

あれももう、2年も前になるのか。

2月にはよく妹から、泣きながら電話がかかってきた。 苦しい辛いしんどい苦しい苦しいって訴えられても、そっかそっかあ、しんどいねなんて聞くしかなかった。正直どうしようもないし、毎度のことすぎて迷惑だった。妹と話すときは、いつも一方的に苦痛を聞…

ロバの耳

王様の耳はロバの

画像はベンゼ湿原の近くの、氷河期の埋没林のある海岸。早朝。青森もう1回行きたいなあ。

青森あこがれの青森けっこう前に

今年の夏、もうずうっと念願だった憧れの地、青森をぐるりレンタカー気ままな一人旅をしてきた。その写真を懐かしく眺めていたんである。特別な写真ばっかりだ。 私にとって、昔から東北の地にはとても謎めいた魅力があって、その中でも特に青森は特別だった…

原民喜 悲歌

濠端の柳にはや緑さしぐみ 雨靄につつまれて頬笑む空の下 水ははつきりと たたずまひ 私のなかに悲歌をもとめる すべての別離がさりげなく とりかはされ すべての悲痛がさりげなく ぬぐはれ 祝福がまだ ほのぼのと向に見えてゐるやうに 私は歩み去らう 今こ…

鬼束さん…誰!

きっと世間的には今更な話題なのかもしれませんが、私は仰天しました。 なにやらここしばらく、暴行を受けるとか珍奇な行動をとっているなど、ちらっと音楽ニュースのサイトなどで目にしていましたが、すごい…。一体どれ程の試練がこの腐敗した世界でGod’s C…

Sさんのこと

不幸の定義ってよく解らないけれど、分からないなりに「これはさすがに不幸だ」ということは起こる。 ちょっと前に、お酒の好きな知人が酔って家路につく道すがら、タクシーから降りて独居の億ションの入り口手前で転倒し、頭を打って倒れているところを通報…

ぬるっと恥部を吐く人がいるよ

なにこの「Ads by Google」て。なにこの宣伝いらないんですけど消せないのですか。 すーぱーぷーたろうをしているわたくしを、知人が物のついでにドライブに連れて行ってくださった。人って優しい。奈良で滝とダムを見てきたよ。

ポップに絶望ダンスを踊る超笑顔で

色々なものを取りこぼしてしまったなあ。でもどうでもいいやーとも思ってる。 いい年こいてからそれまで築いてきたなけなしのあれこれを手離して、デザイン方面も無視して個人的な制作活動もやめて、ネット関係の商品カメラマンなんかでてきとーに食いつない…

後始末・尻拭い

妹の第一発見者の子が来京、私の城に宿泊していった。二十歳でとんでもない光景を見せて、消えない重荷を背負わせてしまった子に、遺族として何を言えるんだろうか。 遊びに寄ってもいいですか?との申し出を受けた時から、もうずっと考えていた。

とてもしずかでおだやかだ。

あれから1年以上が経った。昔からずっと何となーく抱え続けてきた、根拠のない孤独感みたいなものが、嘘みたいに無くなった。 なんかさびしい、ほんとうによく分かんないけどなんかさびしくて空しいさびしい誰かこっち見て見つけて認めて欲しい。的な、うっ…

キェルケゴール 『死に至る病』

絶望とは、人間の精神のみがかかる「死にいたる病」である。死にいたる病 (ちくま学芸文庫)作者: セーレンキルケゴール,Soren Kierkegaard,桝田啓三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/06/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 83回この商品を含むブロ…

私はたぶん、きょうだいてものもそんな風に思っていたのだと思う。

何となく続いていくシリーズドラマのシーズンの前半を見た後、後半が見れなくなったような感じ。

Tさんのこと

共通の趣味を持つ知人が、故郷の熊本へ帰るので次期の申し込みはしないから今日で最後だね、と。Tゆきさんは60代の後半、お洒落な紳士で、明るくて冗談が好きで、クラスのムードメーカーだった。 ずーっと長くいた関西の土地を離れて家も手離して、故郷の土…

Mont Saint-Michel モン・サン=ミシェル

迷宮の中。 そこから見下ろしてみた。 そして歩いて下る。 干潟を散歩する。 遠くに人がいる。何かの映画に出てきた黒服の天使みたいだ。

ほんとにただの雑記

去年の今頃、何をどう考えながらどんなふうに時間が過ぎていったかを、覚えているけど思い出せない。

ワイドショーを見た金曜の朝

一昨日の朝、出勤前に準備しながらテレビをつけていたら、ワイドショーにかのアイドルの父親が電話でインタビュー出演していた。ほんとに、テレビってすごいことするなあとかって、ちょっと笑ってしまった。えげつないなんて言葉では足りないよね。 まだ遺体…

そうか。そうなんだ

この1週間は、Kの命日と、死んだのを知った日と、火葬して骨にした日の週だった。ごく普通に仕事をこなし、ごく普通に友人と呑み、ごく普通の顔をして過ごした。 この1年、短くはなかった。 長くもなかった。 私はもなかに記録をつらつら呟くぐらいで胸の内…

Je t'aime, Jane Birkin.

ジェーン・バーキンが緊急来日。放射能を恐れて世界が日本を遠ざけ始めた今、「ちょっと日本に歌いにいってくる」。みたいなラフな感じで、バーキン片手に一人でやってきた。 そうして、クアトロでチャリティーライブ。その模様をUstreamでみた。みたー!温…

ぼんやり文法書を眺め

寂しいっていう感覚がなくなったというか孤独を諦めたというか、兎にも角にも「さびしいな…」というしみじみとしみ込んできて、体を内側からじんわりとどうにかしてしまうあの感じを忘れてしまったことは、私にとってとても良いことだったろう。 一つの局面…

倫敦、イーストエンド

ロンドンでは、お上品なおばちゃまからくだけ切ったおばちゃんなどに、よく道を訊かれたが知るわけもなく。NYとはまた雰囲気も違うけれど、さすが多人種の街。さらっと街に混じってしまえるけれど、そこで私はしっかりとアジア人だった。 雨に煙る気候が有名…

誰にも言いたくないだからお願い誰か聞いて

毎日最低一度、頭に浮かべて念を押している。何の意味があるのかはわからない。