もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

どうしたものだろう

 日本語を話すのは月に1度あるかないか、スマホで少ない友人とやりとりするか家族に近況報告する以外、日本語をまともにアウトプットすることがほとんどない。ペンで紙に何かしら日本語を書くとなると、1年に何度あるだろう。

 という生活を繰り返して、たぶんだけれど脳の使い方が変わってしまったのか日本語に詰まることがある。頭の中で言葉を探す時、以前はこんなことまずなかった。あ、これなんて言うんだっけ、この感じを表す言い方あったよな、これを文語でなんて言うんだっけ、なんてことが増えてきた。

 私はあんなに言葉に飢えていたのに、どうなってしまったのだ。それに伴っているのか知らないけれど、たまに自分でも心配になるくらい記憶力が低下してきた気がする。

 日本語の本を読むこともないし、かといって仕事して帰って来た家で毎日コツコツこの国の言語を勉強するという努力の才能もなく、ただただぼんやりネットで動画を眺めているだけというのは、まずいと思う。英語を喋ろうとしてもフランス語が混じってきて元々得意でない英語力も無残なことになっているし、そのフランス語だって小学生並ってとこだし、とにかく頭がどうかしてきたんじゃないかと不安だ。

 母国語が片言になることはないだろうが、思考力が著しく低下しているのが恐くなってきたので、もなかの顔ナシの利点を有効活用して、少し思考のリハビリでもしていこうと思う。