もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

恐いよー恐いよー

mxoxnxixcxa2005-10-05

 京都のお商売人とのやり取りは本当に疲れる。小分けはあまり取引しないよ、うちが間に入ってあげるよと優しく申し出てくださった某問屋を通じて、某問屋から某を買う。こんなわけ分からぬ風に伏せまくるなら何もブログに書かなくてもいいと言われればそれまでなんだけれど、このややこしいやり取りに参ってしまい、磨り減る。
 これこれこういう色身で、こういう感じで、と意向を伝えるのが難しく、第一面倒くせー!しかも恐いよ怖いんだ。ものすごくいい笑顔を持つ京都人。とても優しいことを言ってくださる京都人。その好意は、本当に甘えても良い好意なのか?
 届いた物品を自然光で確認し、うーんと、これ本当に本金?という哲学的な疑問が襲い掛かる。すごい光るんですけど。若いからといって、安く見られてはいないだろうか。こいつにほんものなんてわかるわきゃねーだろ、みたいな。しかし金にも様々な色があるのだ。間に人が入れば、細かな色味なんて超面倒な手はずを踏んでもやはり間に人が入っているわけで。けれど、私みたいな青二才にこんなにも奔走してくださる某問屋の若旦那は、やはり普通にいい人なのだと思う。
 京都の商売人はしたたかだと言われるけれど、ご本人たちを前にすると本当に親切で、何かあったらなんでも聞いてくださいね言ってきてくださいね。なんて優しく言ってくださる。しかし相手が京都人と思えばいちいち疑心暗鬼にさいなまれ、ああ恐いよ恐いよと怯えてしまうのだ。