もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

髪を

 パーマもだらけてきたし、写真も撮らなきゃいけないしで美容院に行きました。財布と相談したところ、こいつが「今回は苦しいです」と訴えるので貧乏臭くも、とあるクーポンがあったので初めてのところへ。初めての美容師を相手にあれこれと意向を。最後にそのクールな女子が「これだけはっていうのはありますか?」「OL雑誌にのるようなフェミニンはイヤです」「わかりますわかります」
 そうして出来上がった髪型を、美容師らしく美容師として最大の言葉で褒めちぎってくれるのを耳に鏡を見ると、ほんとだ超かわいいよ!髪形が。どこのフェアリーかと思ったよ!髪の毛が。その上なんと、カット+パーマで¥7350。七千三百五十円。え、あれ?いつもの半分近く。「スパイラルとかにしてもいいのに」と言う女子。「随分前してたんだけど…」「あ、そうなんだ。似合ったでしょ」 したいさ、もっとがっつりパーマ。でもでもあまりエキセントリックにすると嫌がる人がいるのだった。
 それにしても今回、私もああ日本人だなあと思ったのが、いつも行っているところの担当さんに悪いなあなど、お客様の立場でありながら何とはなしに心苦しい思いがしてくる。私はなけなしの金を払っているお客様だよ何も毎回ユーにお世話になるもならんも勝手だよ、なんてことを思えないのである。