もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

…ふへへえ

mxoxnxixcxa2007-08-04

 はは、うん、そうだよ、うん、忘れてたかって、はは、その通りですよね、2ヶ月経ったの?え?もう?そんなに?
 日々に忙殺される中で、私が何故かすっかりもなかを忘れてしまったように、きっと顔も見ぬ誰かさんつまりはもなかを通して繋がっているようで繋がっていない一方通行のようでそうでないようでそのじつ分断されてるんだけれども私はそこに誰かが居ると思っていたようするにここに来て下さっていた方とかも、もなかを忘れてしまった頃なのだと思いますが、こんばんはお元気ですかこんばんは、もにかです。
 ブログに何をどのようなモチベーションでぶちまけていたのか忘れた。けれどここは、やはり私のオアシスという名の自己満足廃棄場として、愛でていきたいの。ほほら、私は今日も生きたわっていう、卑小なるわたくしだってこの広い仮想空間には居場所があるのよって思い込んで進むわ私。
 何か書きたいことを探しているんだけれど、えっと、本日はリハビリに終始して、この2ヶ月で起こったことを思い出してみるんだけれど、美術館にいくつか行った。映画をわんさと観た。本も読んだ。マンソンが激鬱なアルバムを出した。幾度か落ち込んでそのたびに浮上した。美大の陶芸に通う人から可愛らしいご飯茶碗を買って、写真集を何冊か買って、衣替えして、お洋服を買って、酔いつぶれた友人の喉に指を突っ込んで、誕生日を迎えてご愁傷様といわれて、飛び切り美味しいタイ料理屋を発見して、ダーツバーでダーツデビューするも全く素質がないことを知って、ハタチそこそこの小娘が飲み会で勝手に潰れた挙句救急車沙汰となり同乗させられ、髪の色を明るくしてその上にラズベリーを重ねてさらに黒く染め戻して髪質を大いに痛め、本日は美容院にてカット&トリートメントをして、前回のせたメタリックブラウンという名のほとんど黒が抜けて赤茶けてしまうくらいに痛んだ髪を美容師に嘆かれた、そんな日々。進展も向上もなく、変化も奇跡も起こらない平坦な毎日の連続。
 躁うつ病持ちの友人がこの春から頭にパッチンピンで留める耳をつけているんだけれども、鬱に落ちたのち浮上したので久しぶりに会ったら、キティちゃんの耳がピンクパンサーになり、ピンクパンサーなだけに尻尾はもちろんついてるよ、という年上の女性のそのようないたたまれぬ姿に、人生とは何であるのか、死ぬまでの暇つぶしではないか。はは、いいよね、どうせ暇つぶしならできうる限り充実させんければ嘘だもの。と強引に納得する。
 ああ某ちゃん、世界は本気の冗談で出来ているよね。ピンクの尻尾がシュールだからといってなんなのだ。我々はどこから来たのか、我々とはは何者か、そうして我々はどこへゆくのかと、特別好きというわけではない有名画家の代表作のタイトルのようなことを考える。細胞は所詮、分子で出来た機械。叶わぬ夢はあるのよ、某ちゃん。頑張ったってダメな奴は居る。努力が結果を生むとは限らないの。人間は遺伝子の奴隷なのだもの。筋書きの根っ子は、生まれる前からDNAに書いてあるんだから。私もあなたも凡人に出来ることは、努力の才能を開花させてせいぜい努力して、ああ私はこれといって何も持っていなかったけれど、すごく頑張ったわって満足して死ぬればそれでオッケー。
 某Mちゃん、誰も言ってあげないから、私が言ってあげる。あなたは特別なものなんて持ってなかったの。そんなはずない!って力むから絶望するんでしょ。世の98%は凡百の人間。意味を持たない浮世で自分に意味を探したって、空っぽの穴を見つけるだけ。人生に意味なんてないんだから、生きることが恐いなんて思わないで。
 と言ってあげるのが優しさなのかどうなのかの判断がつかぬので、彼女のピンクのパッチン耳を眺めながら、「元気そうでよかったね」と、毒にも薬にもならぬ言葉を。