もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

いかがお過ごしでしょうか

mxoxnxixcxa2013-12-28

Aujourd'hui est que le premier jour du reste de ta vie.

Today is the first day of the rest of your life.

今日が残りの人生の最初の日

今年が終わってゆく…。早い…。年々早くなるなあなんて、取り立てて言いたくもないんだけれど。
私は今年を、ジャンプする決断の年にするんだ―!と随分前に宣言して、自分もそのつもりなのだとコメントをくださった彼は、その後いかがなのだろう。彼は思い描いた一年にできただろうか。なんて考える。
私は今準備しているところ。春には異国。そこそこ長くいた古都も、これが最後の秋、最後の冬だなあってまだ実感もなく過ごしているところ。一軒家分に増え広がった家具やら本やら画集やら写真集やら服やら靴やらアトリエのお荷物やらやらやら。どうやって処分しようか頭を抱えて、結局まだそっとしているところ。
友人たちとは離れがたいけれど、そもそも海外を含めて5か所で育って、その後古都に移って今に至る私には地元もないし幼馴染もいないし、故郷もばくっと日本。実家があるところが地元ってわけでもない。何処に行ってもよそさんだけれど、そのかわり何処にでも行けるって信じてる。
書類が一番苦手な私が、ややこしい言語のお国の書類をすべて揃えてクリア出来るのか非常に疑問で、とてつもなく不安。でもでも、どこか晴れ晴れとした気分。捨てられないものなんてないし、行き詰まったらその時考えればいいんだもん。

1年に1度だけ、神様のようなものと和解するクリスマスには教会にいって、にこにこ兄弟のみなさんとキャロルを歌って、司教のミサを受けて、今年も神様のようなものと和解してきた。
言えないでいた友人たちに、この冬いっぱいで京都を出て行くことも伝えた。寂しがってしょんぼりしてくれる人たちがいるのは、とても嬉しいことだと思う。確かに私はここに住んでいて、何かを築いてきたっていう事だから。
最も仲のよい友人たちには、新年会で言うつもり。一緒に居ると楽しくて、あと何回こうやってみんなで会えるかな、とか言えない。私が最初に出て行くのは辛い。距離が離れれば、今のままの関係で居続けることはできなくなることを知ってる。どれだけ親しくても、知らないうちに離れて行く関係もあるって知ってる。彼女たちと友人であり続けるだろうけれど、会う度にイベントを企画して、あれやこれやと一晩中騒いでいられるのは終わり。スカイプ飲み会もするだろう。けれど、1.2回やって、なんとなく続かなくなることを知ってる。変わらないものはないってことを知ってる。
でもいいの。良いことも最悪の事も過ぎて行くのを知ってる。ここを置いて出て行くの。私は今、その締めくくりを始めたところ。新しい場所で何に逢えるだろう。今日が残りの人生の初日。その中でいちばん私が若い日。三十路がなんだってんだ。ジャポネーゼは見た目だけは若いんだからね!
良いお年を!
新しい年が最良の一年となりますように。