もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

心を菩薩のように

 あまり人を嫌わないようにしたい。「好きな人・どうでもいい人」の二極別け制度を導入して頑張っている。
 こいつどうでもいい。とは切り捨てられずに、ああ嫌いもう見たくもないうざいやかましいうるさい消えちゃえ。なんて思うには、おそらく自分の中に何かやっかみやら何やらがあるに違いなく。また浮世には同種嫌悪という耳の痛い言葉もあるので、うざいと感じる部分が実は結構自分に似ている、なんてことも多々あるわけで人間は複雑だなあと思う。
 ああ嫌な人だなあと思う場合は、どの部分がどのように気に喰わず、それは一体何故なのか突き詰めて考えてしまえば、ああ結局こちらの気の持ちようだ、この人どうでもいいと思えば良いじゃんという最終結論に達する。ようにと心掛けている。というよりは、冷静に観察してやり、心の中で揚げ足を取りたい突っ込みを入れて茶化したい、との気持ちがむくむくと湧き上がってくる。嫌いなやつほどじっくり観察して丸裸にしてやれ。