もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

貧乏金なし

mxoxnxixcxa2005-11-03

 ユニクロのババシャツがすこぶる評判がいいので黒×2、パープル×1ゲット。素晴しく財布に優しかった。Zuccaのニットカーディガンでめちゃめちゃかわいいのを発見。普通にはおると前部分にがっつりドレープ。右の鎖骨部分にボタンを留めるとくしゅくしゅしたネックが超キュート。バイオレットが欲しい欲しい欲しい。財布に相談するまでもなく、静かに目を閉じた。
 本当は本当はババシャツだってアナスイのが欲しかったんだ。貧乏が心を荒ませる。ちょっとこの先まとまった支出が必要なので、無駄は一切有り得ないのだった。洋服なんて買ってる場合じゃない。一枚だって買ってる場合じゃない。貧乏はイヤだ。どうして欲しい服は高いのだ。どうしてキュートな服は高いのだ。どうしてクールな服は高いのだ。何で女子は身づくろいにこんなにも金がかかるのだ。ヴィヴィアンの靴が欲しいんだ。ギャルソンでクールなスカートを発見。5万強。涙が出た。ゴルチェの前を目を瞑って通り、Y'sやジュンヤに無視される。もうイヤだ。唇を噛んで涙を拭く。溢れる涙で床がにじんでもう歩けない。もうやだやだ。どうせ正月のバーゲンだって私とは関係ないところで行過ぎるのだ。
 どうしようもなく惨めになり、当分服売り場を歩くのはやめようと決心した。貧乏はイヤだ。貧乏はイヤだ。貧乏はつらい。貧乏は貧乏は貧乏は悲しい。寂しい。お金が欲しい。1おくえん欲しい。幸せは諭吉では測れないけれど、安定や余裕はお金によって賄えるというか諭吉が支える最大のものだとわかってきた。