もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

2005-01-01から1年間の記事一覧

メルヘンの深層心理を分解する

中学生になるまでテレビはNHK!低俗な番組は害悪!という環境で本に埋もれて育った夢見る少女だった訳ですが、我が家には岩波の完訳グリム童話全集もあり、河合隼雄あたりのメルヘンの深層に関するユング本なんかも豊富に取り揃えてあったので、今でもメルヘ…

ブラザーズ・グリム

時代物のコスチュームを見てうっとりするのが好きなので、ずっと気になっていたこいつに行きました。 『ヴェニスの商人』が、いやアル・パチーノはやはり名優だったね、というのを確認するだけの映画で、その名優が名優ゆえの名演によって、こてんぱんにやら…

マンソン結婚!

ソーセージなおっさんとなったマリリン・マンソンがとうとうディータと結婚ですってよ!ふーんそう。と思ったら、マンソンはジョンガリの黒タキシード、ディータはコルセットにヴィヴィアン・ウェストウッドのパープルのペチコートとガウン。超見たい!絶対…

ママの完璧なおもちゃ『Eva』

ママの着せ替え人形の究極の形。ここまで来ると何だか残酷な気さえするほど、エヴァはどこまでも可愛くて美しくて完璧な人形。酷い親ともいえるような。でも思わずひれ伏したくなるような美しさ。 もう一冊は、完全に少女を幻想の生物として一冊に詰め込んだ…

可愛い着せ替え人形も女になって泥試合

生っぽい話なんだけども、少女たる私が初潮をみたとき母は数日ものすごく機嫌が悪くて、何だか居心地が悪く罪悪感を覚えたのだった。 母親なんていう生き物は、娘が色気を出して女になっていくことを、子供の成長として素直に喜べないようになっているんだろ…

ファザーファッカー

内田春菊の私小説といわれている話。読んでいて気持ち悪くなった。きつい…。この本のつらいのは、この凄まじい話を読んで救われる女子がいるっていう事。どこまでがノンフィクションかは分からないけれど、淡々とした語り口の冷静さが余計に痛ましい。きつい…

少女に手を出す変態なんか

栃木女児殺害事件がこれはもう犯人は男に決まっていると決め付けて、狭い考えの下に犯人が早くつかまらないかなと思っているんだけれど、ロリコンにサディズムが絡むと行き着く先はこういうこと?私怨?なんなのだこの事件。7歳の女の子がめった刺しで全裸に…

お腹がずんずんずん

ほんとに今まさにお腹の中にはこういう感じのヤツがいて、下腹部を中心に内臓やら何やらを喰い荒らしているんだと思う。頼んでもないのに毎月毎月律儀にやって来ては大暴れ。もう、超お腹痛い。こいつが大暴れして腸とか膀胱とかまで噛み付いてるから血がで…

土井典のバッドマザーなデブ女

土井典という立体造形作家がいて、四谷シモンとともに日本の現代人形史のパイオニア的存在。澁澤龍彦とも交流があり、ベルメールの下半身少女の復元とか、仮面やらオブジェやら人形やらを創っている人で、この人の比較的新しい人形は太った女がモチーフ。 な…

巨漢は脅威

この前ナントカ22という番組で美容整形がやっていて、ものすごい巨漢女子100キロが脂肪吸引で痩せたいと言い、断食道場も行ったエステも行ったこれが最後の手段と言いながら、痩せないことへの文句をぶーぶー言いつつ信じられない量の食料を飲み込んでいくの…

もなかと私

教えていただいたURLに飛んで青ざめた。ネットウォッチ板なんてあるんだ…。晒し者たちが晒され者を晒し上げ晒し連ねて丸裸に。なんて恐ろしいところなんだ…。 愛も夢もないこの広い広い仮想空間に自己責任で何か書き込むっていうことは、ものすごくリスクを…

恐いよ…

と、キーボードを叩きまくって見てみたら、リンク元表示にこんなのが。「http://ime.st/d.hatena.ne.jp/mxoxnxixcxa/」から来ている人が数人居るんですけど。これは…なんか、これって…どこ?なんですかもなかはどこかで嘲笑されてますか。コイツみろよばっか…

姉と妹、母も加わり三つ巴

昨日はイン・ハー・シューズの感想をキーボードを叩きまくっていたら、なんだか考えなくてもよいことばかりを考えた。同じ女の産道を通ってたまたま早く生まれただけで、なんだ、姉は妹を無条件に可愛がらなきゃいけないのかしら。 「ねーねーいらない服ちょ…

『イン・ハー・シューズ』

自分に引き寄せて身につまされたりというより、何となく応援せずには居られぬ登場人物たちに微笑みかけたり一緒になってほろりとしたりする映画であるというべき映画。容姿に恵まれないキャリアウーマンでしっかり者のぽっちゃり姉、バカで自分勝手で図々し…

そっち方面は大好き

リンクに惑うのはやめよう、大人の女ですものと思いつつ眺めたら、今日はリンク元に「少女の残酷性」というのが輝いていて、顔も見ぬ誰かさんに強烈なシンパシーを感じてしまい、この思いを投げ返したかったのです。その誰かさんは再びもなかに来るかしら。…

乙女フィルターで見るめくるめく澁澤世界

少女趣味を「フリルまみれの暴力世界」と最初に例えた人は素晴らしいと思う。それでこのごてごて装飾過多な世界をこよなく愛しながらもそのメイン街道に流れていそうな少女漫画というものに触れぬまま成人してしまい、今この時に10代であったとしても、ロリ…

ほしいほしいほしい

出遅れたよ!アップルのiMac G5欲しい! 2代目iMacこんな色のピンクのスケルトンMacOS8.6と暮らしています。その昔、父が「何色のiMacがいい?」と唐突に訊いたその日から、愛着が募って手放せないまま今も鎮座ましましています。CD-Rさえないので数年前にWi…

いじめがなくなるはずはなく

なんか10代のいじめって、そこそこ勉強とかができて、集団の中でそれなりの立ち居地を確保できている男子とかが、女子に点数をつけたり特定の子を嘲笑したり、笑いをとるためだけに個人攻撃をして辱めたり。 女子の間でも、所属を区別して異物を遠ざけるなん…

美の伝道師

日本を代表するあくなき進化の追求者にして身体改革者。玉乃サンという名の美香様。前傾の姿勢で両胸の脂肪を重力に任せボリュームを演出、右腕でさりげなく寄せて谷間を。この頃でもう十分に巨じゃないか。

顔面構造・乳

ビューテーコロシアムにすがりつくように出てくるのは、もう殆ど女子だけ。これは男女で容姿が問われるのはどっちかっていうのが如実に出ている。成人してしまえば、男子のモテ要素は顔じゃない部分が重要度を増してくる。職種であったり、収入であったり、…

開けビューティーコロシアム

あ!やってたの!とあわててチャンネルを合わせるも、8時。ちょうど「フランケンと呼ばれた女」が始まるところだった。 あんまりつらいのでこの番組で初めて泣いた。人間は顔立ちじゃない、顔つきなんだというのはこの番組に出てくる多くの若手女子が、アン…

いじめられっこ逃げ込む

昨夜テレビでボーイズラブにはまる乙女ロード女子を見た。私自身は少女趣味をこよなく愛しながら漫画に触れることなく成人してしまったために、同人誌というとちょっと隠微な未知の領域。美少年同士が禁忌の愛にはまり込み、背徳の性向に耽る。二次元萌えワ…

あれこれ

どう…なってんだ…この恐ろしい数の来訪はなんですか?ページビューが昨日一日ぶんで1500を超えてるんですが…コック様に対する文句に向かって。どうしようコックに文句を言うなんてナマイキな女子だ!とかいってコックで一突きされたらどうしよう。恐い…。 こ…

cockはものを考える かも

もなかをどんどん少女趣味全開のごてごてした場所にしたいのに、得体の知れないコック*1についてあれこれ思い出してみるうちに弾みがついてしまい、何ならもっと文句を言ってやれと思いたち、ついでなのでコック持ちの生態としてもうひとつおかしな現象を思…

そんなつまらんものに振り回されて

もなかは、普段笑顔を絶やさぬつつがない日々を送りつつ森の奥で「王様の耳はロバの耳!キモい!ヤダ!」と私が叫ぶためにあるのだ。そう思い立ち、男子のコック*1のキモさにたどり着いたのだった。私は男性恐怖症の子猫ちゃんではないつもりで日々生活して…

大好き好き好き

ヤン・シュヴァンクマイエルの新作の予告編がネットに。何言っているのか分からないながらも、今回もかなりシュールとナンセンスとグロテスクが絶妙に絡まりあった寓話的世界が観られそう。ちょっと恐いのにどこか可笑しい偏愛に満ち満ちた映像は味があって…

清貧

今ヒルズでヴィヴィアン・ウェストウッド展がやっているのだそう。 そうして、WOWOWが観れないことが今日ほど悔しいことはなかった。ジャン・ポール・ゴルチエを愛し続けて幾年月。常に片思い。今年はまったく服に諭吉を回せないので、去年買い込んだニット…

ご結婚から

一夜明け、黒田さんとサヤコさんがご両親にご挨拶にご出立なさりましたという有難いニュースを不肖の身ながらかしこまってテレビ画面で拝見させていただく。浮世離れした2ショットの眩しさもついぞ下世話な俗人であるばっかりに、「初夜でしたか…」なんてい…

楽しみになってきた

どうも『白夜行』のカバーに異変が起こっているらしいと知り、それを実際この目で見て、だめだめ、二人とも真面目なんだから!とたしなめながらもこらえ切れず、歯を食いしばって耐えた。裸で、水の中で、あさっての方向を見つめる悲しい運命の二人。これは……

うっとりするこの感じ死体

もうずっと欲しいな欲しいよと思っている写真集『死体のある20の風景』イジマカオル(伊島薫)です。欲しいよー欲しいよー。単なる死体写真が見たいなら、そういう嗜好の方向けのマニアックな凄い写真集も多々あるけれど、そうじゃない。この写真集は凄惨な…