もなか

欧州ど田舎暮らしで母国語のアウトプットに飢えているのでネットの森に穴掘って王様の耳はロバの耳

雑記

ジュリー沢田研二

どうも日本という国の民俗性なのかどうなのか、時代時代をしっかりと消化していく感じがあると勝手に思い込んでいたので、あれですね、どうにも古いものはだせえなって、昔のものはその時代で完結しきってて古くせえなって思っていたのは間違っていたんだっ…

強烈でいて儚いものスーパースター

大体にして、失われたものというのにとても心惹かれるんである。時代に選ばれ時代に愛され、彼ら自身がまた時代を形成し、時代の顔となり象徴となり寵児となって、燦然とまばゆい輝きを放ったアイコンたちの抱えるストーリーが丸ごと好きなの。 マリリン・モ…

いやだそんなの

リンク元に、「さようならもなか」というのがあった。 いやだそんなの。 こんなに放置するもなかなどやめちまえ!といわれているわけではなく、リンク元というのはそういうメカニズムでないことだって分かってる。もなかに穴掘って今日も今日とて、王様の耳…

La Vie en rose

友人が新しい職場で大変しんどい思いをしているという話。どこに行ってもいくつになっても、人間って自分より下の人間を探してというか作り出して優越感を抱きたい願望を大なり小なり持っているわけで、それを表に出すか出さないか、強く抱くか抱かないかで…

葬る

火葬という埋葬法は、とことん残酷で優しいと思う。そこに確かに居た、いつもみてきた肉体をあっという間に灰にして、ほら、だからもうかの人は居なくなったんだよ、死んじゃったんだからね、と分かりやすくビジュアルで見せつけてくれる。 日本のお葬式に出…

このcockやろう!

頭がコック回路の俺様気質の男というのは、心底うざいですね。最も面倒くさい人種です。消えて欲しいです。コックこそが女を解放できると、本当に信じ込んでいるみたいです。お気の毒です。良いセックスを知らない女は、女として未開花なのだそうです。良い…

ファインアートってなぁ…

ちょっと前、久しぶりに会った知人がマルコメになっていた。彼女はパンクなキャラではなく、大人しく物静かな、教養獲得に貪欲な生きることに不器用な子で、何か制作に悩みこんでいるという噂は、それとなく耳にしていたけれど。 私をみつけて笑って手を振っ…

卒展シーズンに感傷に浸る

たぶん1年前も同じようなことを書いたと思うのですが、2月の京都市美術館は美術系大学の卒展が続いて、私は結構楽しみました。本当は東京に5美大展に行きたかったんだけれども、しょうがないですな。京都では昨年と同様、2月末から3月頭にまたがってやってい…

滲んでかすれて汚れて削れて染み込んで剥がれて

崩れていくものが好き。朽ちていくものが好き。圧倒的な時間が染み込んで静かに死んでいくものが好き。物は何にだって終わりがあるから、死んでもなお静かに息をしながら消えていくものであって欲しい。むしろ最初から死んでいて欲しい。人間はそうではいら…

あの子のことがもっと知りたいバトン

というものを、私は2ヶ月以上も前にxxkyrixxさん(id:xxkyrixx)からいただいていたようでありますのに、ずっとずっと放置してしまいました。今更どうでもよろしいわ!とさえ思わないくらいのことだと思います。そうして頭が桃色に腐っている昨今なので、それ…

日本人か?と聞かれてそうだよと。

Japanese is beautiful なんてこと言われても、そんなに嬉しくないのは、じゃユーはアメリカン・イズ・ビューテホーなんていわれて嬉しいか?という話。ジャパニーズにだって顔も個性も特質もあるのよ。自国を出て異国の地に降り立てば、私はAsianという記号…

両天秤のバランスなんだって

長く放置してしまうと、なおこと次どう始めていいのかわからなくなってしまって、どうしようと考えるのも困ってしまうし、放りっぱなしもまた居心地が悪く、どうでもいいことから始めてみようと日々を振り返っても、相変わらずやらんければいけないことを先…

欲しいのは自己満足

トラックバックを頂いて、あまりネットで人様とコミュニケーションをとったりしたことがないので、どうしたらいいのかと思っていたところ、言及リンク大歓迎とあったので一寸思うところを書きたいです。何かこう、失礼な言い回しになってしまったら申し訳な…

女子の生態から自由になりたい

リンク元で見つけたのは某ちゃんねるという仮想空間の悪の権化とされている掲示板の名の入ったURL。Wmotenaiとある。うわあなななにこれ…。もなかが晒し者になっているの?基本的に痛い子ちゃん炸裂でGOというのがもなかの立場なので、何だかもうマウスを持…

ネットこの深くて暗い穴

何か面白リンクはないかなとリンク元を眺めていて青ざめたのは、恐ろしい文字を見たから。私はこの顔無し無限大の仮想空間が、いつまでたっても得体が知れなくて恐ろしいブラックホールだと思っているのですが、だって先日自死した男子高校生を最終的に追い…

ヒールこそは女子の特権・女子のプライド

前下がりのショートボブは結構気に入っていますがしかし、首の後ろが日焼けしますね今晩はもにかです。ピンクブラウンに飽きたので黒染めしたいですが、これ以上髪を傷めたくないです。 ヒールの女王ルブタン。憧れを抱きつつ$800〜900、ね。へえそうなんだ…

小野田少尉のこと

お盆は実家に一寸身を寄せ、古都という名の辺鄙な土地では碌な物を食べておらぬだろうとの親心に甘え、あちらにこちらにお食事に出かける毎日を過ごしてまいりました本当に心苦しく情けなくも申し訳ないけれど、支払いはご両親様で。そうして古都に戻って、…

…ふへへえ

はは、うん、そうだよ、うん、忘れてたかって、はは、その通りですよね、2ヶ月経ったの?え?もう?そんなに? 日々に忙殺される中で、私が何故かすっかりもなかを忘れてしまったように、きっと顔も見ぬ誰かさんつまりはもなかを通して繋がっているようで繋…

乙女道の影部分

思い出が道に迷うとき 過去から光が瞬く それは子供時代からの信号 恐れ逃げ回る心への信号 夜を共に明かす人を早く見つけなさい いずれお前の生も過去の光となり 忘れ去られるのだから Emily Dickinson (1830〜1886) 鏡を見たら、ああ、なんか老けたなぁと…

単にパートナーが欲しいの

2,3歳年上、すなわちほぼ同年代の既婚友人宅に呼ばれ、夕食までご馳走になって帰ってまいりました。ブランデーで漬けた自家製梅酒を頂き、スープにサラダ、ハンバーグに玄米を楽しんで、9時過ぎに11歳年上の朗らかなご主人がワインを片手にご帰宅なさり、手…

有り触れた男女の友情云々

最近知り合った三十路ちょい過ぎの絵描きに、「今度デートしませんか?」と言われ、まあデートゆうても付き合う付きあわへんは脇に置いて、友人関係になりたいな、こんなナチュラルな変人そうは居ないし。と思って軽い調子で「いいですよー」と。「アトリエ…

買い物バトン

モンさん(id:mon-chan)から回ってきていました!無視してたんじゃなくて、すっかり忘れていただけです、モンさんごめんなさい!真面目に考えましたが分かりませんでした。 あなたがよく買うものは何?(5つまで) ガム たばこ キャベツ 服 本・写真集 今あ…

人生は100円ショップ

かなり前、私がまだもっと青かった頃、小耳に挟んで忘れられない1節があります。永遠の命を探してさまようギルガメシュの話。人間は与えられた日々を生きればいいのだ。本当はものすごくシンプルなことなのに。なのに。 シドゥリはギルガメシュに言った。 「…

廃墟ロマンに踊る

廃墟は物悲しい。けれど美しい。だって、ここにはもういない誰かがいたから。世の無常とか。時間の流れを前にした存在の儚さとか。 おすすめサイト 廃墟デフレスパイラル 〜ぼくたちの秘密の場所〜 ここ

絵描きの町へ

エイプリルフール、私は友人に誘われ、10年続いているというスケッチ合宿のお仲間に加えていただき、三重県の大王崎というところへ行ってきました。みなほぼ年上の方々。勤め人から主婦、絵描きまでどこまでも濃いキャラが揃っていました。しかしね、こっち…

私に人生の娯楽を

美しい季節が到来し、全国から人が押し寄せる古都から脱出を、というわけでもないのですが、本日は神戸へよちよち出かけてまいりました。友人が年間チケットを購入しているよ、一緒にどうか。と誘ってくださったので、兵庫芸術文化センターは佐渡裕指揮する…

木の芽時ですから

春の陽気が古都にも降り注いでまいりました。 少々精神面に問題を抱えた友人に久方ぶりに会ったら、ぎょっとした。柔らかな狂気を感じた。ああ、春だから…とその部分は軽く無視して、「久しぶりだねー」と笑いかけ、当たり障りのない言葉を並べてみる。彼女…

春雨の中、ことりがちゅんちゅん

新しいペンタブが届いたので、ずいぶん作業効率も上がったようなそうでもないような、しかしそうなのだと言い聞かせてているうちに、古都にも朝が来ました。ペンタブはすこぶる調子が良いけども、マウスがなんだこれこの不安定さ。私は左利きのくせに、相当…

バベルの塔の例え話

かつて神の怒りに触れ、言語を分かたれた人間たち。我々バベルの末裔は、永遠に分かり合うことは出来ないのか。 バベルの塔*1 Gyaoで映画を見ていると、もうこれでもかという位に、映画『バベル』の予告を見ることが出来るわけで、このコピーを耳にするたび…

「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展へ行く

最近の私の生活において、これといって特筆すべき出来事はあまりないんだけれども、友人が招待券を持っていたのもあって、ちょっと前に兵庫県立美術館へ。森美術館を逃していた「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展へ行った。 東京では黒川紀章が妙なことになって…